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物流のITは今、時代の最前線へ

日通情報システム株式会社
代表取締役社長 永瀬裕伸

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物流のITは、今一番ロマンのある仕事だ

これまでITは、物流をより便利にする付加価値でしかありませんでした。例えば私がシステムエンジニアとして日本通運に入社した当時はちょうどペリカン便などの宅配事業がスタートした頃でしたが、「頼んだ宅配の輸送状況を管理する」など、ITを物流や宅配の付加サービスとして考えることが主流だったのです。しかしそれから十数年、ITの発達による自動運転やドローンの登場、そしてIoTの実現は、物流にとってITがもはや切り離せない、それなしには成立しないものであることを象徴していると思います。先端技術に関わり、物流という社会システムの根幹と言えるスケールの大きい仕事に携わることができる「物流のIT」は、今最もチャレンジングかつロマンのある仕事だと思います。

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物流IT分野のリーディングカンパニーであるために

めまぐるしく変化する物流IT分野を牽引していく存在となるために、NISでは現在、アジャイル(※)な会社運営にトライしています。代表的にはタスクフォース型のチーム組成にチャレンジしています。「プロジェクト課長」の役職を持つリーダーが、担当するプロジェクトの規模や性質によって、部署を横断してチームを組織し、プロジェクトを推進する新しい試みです。NISは部下と上司、あるいは社長である私とも自由に意見を交わせるフラットな雰囲気が元々ありますから、従来の縦割り型の組織体制ではなしえなかった価値提供や発想につながると考えています。

※ アジャイル・・・プロダクト開発の一手法。開発プロダクトの機能を分解し、各機能ごとに計画、分析、実装、テストなどの一連の開発業務を繰り返しながら、仕様変更などのリスクを最小限に抑え、プロダクト開発を行う。本稿では、プロダクト開発に限らない「(物流IT分野の変化に対応するために)小さな規模でチャレンジを繰り返す」という意味で使用。

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NISの未来が、求める人材

NISの最も大きな強みは、「人材の多様性」です。NISでは、新卒採用だけでなく積極的に中途採用を行っています。多種多様な職務経験を持ったメンバーがチームを組み、それぞれ異なる切り口からプロジェクトにアプローチすることで、高い成果を上げているのです。一方で、多様性は時に方向性のズレにつながることもありますから、2016 年に社員とともにワークショップ形式で「NISらしさとはなにか」を言語化し、「NISフィロソフィー」として全社で共有しました。そんな多様性豊かなNISに足りない人材をあえて挙げるなら、「運用」を長く担ってきた歴史から、広い意味で「開発」に取り組んだ経験のある者が少ないと言えるかもしれません。目の前の仕事に常に「?」を掲げ、「もっとこうしたほうがいいんじゃないか」「こうあるべきなんじゃないか」と常に発想し、チャレンジをおそれない人材がNISの未来を担っていくと思います。

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NISが物流の未来をつくる

物流におけるITの存在感がより一層増していくなか、これまでの「運送業務サポートとしてのIT部門」から脱皮して、ITの専門家として「日本の物流は将来こうあるべきだ」と自信を持って提言することが、今NISに求められていると思います。そのために、今後はプロバイダとしてNIS独自のサービス提供を行なっていきたいと考えています。NISが考える「物流のかたち」を、プロダクトとして社会へ発信していきたいということです。最近では「新技術プロジェクト」と銘打ち、有志を募ってプログラミング検証などのIoTの実証実験にも取り組みはじめました。「NISが物流の未来をつくる」、それくらいの意気込みが今、NIS全社員に共有されつつあるところです。

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